じんわり甘く優しい味わいの旨煮です。高野豆腐はあまり使わないという方も多いかもしれませんが、煮物はもちろんのこと、唐揚げなどの揚げ物にしても美味しい万能選手。たっぷりの煮汁で炊き上げた豆腐は口に含むととたんにじゅわ〜っと煮汁が染み出してきます。
今回は油で表面をさっと焼くことで、高野豆腐特有のモサっとした食感をカリッとさせつつ、コクも感じられるようにしてみました。
炒める際に多めの油を使いますが、だしで煮ている間に煮汁に流れ出てしまうので、意外とヘルシー。ダイエット中の方にもおすすめの一品です。
材料と作り方
※作りやすい分量
- 高野豆腐(6〜7cmほどのもの) 4枚〜5枚
- 米油 大さじ3
- A
– だし 3カップ(ここでは昆布と鰹節の合わせ出汁を使用)
– きび砂糖 大さじ2
– みりん 大さじ1と½
– 薄口しょうゆ 小さじ2
– 塩 ひとつまみ- 絹さや 適量
- 高野豆腐をバットに並べ、袋の表示通り戻す。バットの水分を捨て、新しく水をたっぷり入れて豆腐に含ませたら、両手で挟んで水気を押し出すように絞る。また新しく水を加えて絞るを3〜4回繰り返し、水が濁らなくなったら、しっかり水気を押し絞り、4つに切る。
- テフロン加工のフライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、高野豆腐を焼く。四隅がうっすら色づいてきたかな?くらいで裏返し、裏面も同様に焼く。一度火を止めてから A を加え(突沸に注意)、落とし蓋をして中火にかける。沸騰したら弱火に落とし、6〜7分ほど煮る。
煮上がり後すぐに食べられますが、一度冷ますと更に味が染み込むので、時間があれば一度冷まし、温め直して召し上がってください。
温め直す際の最後の1分、筋を取った絹さやを加え豆腐と一緒に火を通します。