実家で母が作るトンカツといえばたいていヒレカツ。そしてそこにはなぜか必ずカキフライがセットでした。
父は瀬戸内海の小さな島で育った人で、家の目の前がすぐ海(文字通り玄関の4m先は海です)。
超新鮮な魚介類に囲まれた環境で育った父にとって、トンカツはごちそうではなかったんですね。
カキフライが苦手だった私はこっそり父のトンカツと交換してもらって食べていたっけ・・・。
今思えば、カキフライとヒレカツ、両方作っていた母ってすごい。
材料と作り方
※2人分
- 豚ヒレ肉 250〜300g
- 塩 小さじ¼
- こしょう 適量
- バッター液
– 卵 ½個
– 牛乳 大さじ1
– 小麦粉 大さじ2- 生パン粉 (80〜100g)
- 揚げ油 適量
- キャベツ、ミニトマト適量
- キャベツは千切り、ミニトマトは半分に切る。豚ヒレ肉は3cmの厚みに切り、大きければ縦に一口大に切る。手のひらの付け根でトントン叩いて柔らかくし、塩、こしょうをふって、元の厚みになるよう手で形を整える。
- バッター液を作る。ボウルに卵、牛乳を入れてとき混ぜ、小麦粉を入れてダマがなくなるまでよく混ぜる。
- 2のボウルに豚ヒレ肉を入れてバッター液をからめ、竹ぐしなどで生パン粉を入れたボウルにうつし、ボウルをゆすってパン粉をまぶす。肉をパン粉ごとたっぷりつかんで、おにぎりを握るように優しくぎゅっと密着させる。
- 油を中音(約170℃)に熱し、肉をそっと入れて2分揚げ、上下を裏返してさらに2分ほど揚げる。両面がきつね色になったら取り出し、網の上で休ませながら3分ほど予熱で火を通す。キャベツ、ミニトマトと一緒に器に盛る。
ヒレカツの美味しさはやっぱりジューシーで柔らかい食感!そのために肉は厚めに切ります。生揚げになるのが怖い?そんなとき頼りになるのが生パン粉。水分を含んだ生パン粉はじっくり揚げてもすぐには焦げないので、しっかり揚げ時間を取りたい時におすすめです。
乾燥したパン粉に比べ、生パン粉ははがれやすいので、油に入れたら最初の2分くらいはあまり触らないようにしましょう。(※余った生パン粉はあまり日持ちしないので、ジッパー付きの袋に入れて冷凍するのがおすすめです)